kindle Storeのバグ発見...
(ドル建てのクレジットカードが無いと)kindleで本を買う方法が無いと書きましたが、ハックに成功。
やり方は以下の3つだけ。
- ドル建てのカードを持っている人にアマゾンのギフトカードを送ってもらう(ちゃんとお金払いましょうね!)
- 自分の登録しているクレジットカードを一旦全部消す。
- 自分の登録している1-click設定も全部消す。(カード情報と住所が1click設定のところで紐づいているので消す必要あるみたい。)
こうしておくと、普通にamazon.comからでもkindle本体からでも購入できます。(ギフトポイントからチャージされます。)どうもカードを登録していないとギフトから自動で引き落とす設定になっているようです。
が、ここで一つ大きな問題が。楽しみにしていた本のうちの一つであるChris Anderson著(long tailの著者)"Free"が買えない...
なんとFreeのKindle版は$0.00なんですが、これがダメっぽい。$0.00だと自動的にカード決済になってしまうのか、何度やってもエラーが出てしまいます。他の本は買えるのでバグかと...
>アマゾンの人、何とかしてください。お願いします。せっかくkindle買ったのに本が買えないんです。(できれば日本のカードでも買えるようにしてください。前払いでデポジットしてもいいので買いたい...)
ひとまず今の時点で買った本は↓。はまぞうがamazon.comを読みに行かないみたいなので、リンク先はkindleではなく、普通の本になっていますのでご注意を。
What I Wish I Knew When I Was 20: A Crash Course on Making Your Place in the World
- 作者: Tina Seelig
- 出版社/メーカー: HarperOne
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: ハードカバー
- 購入: 11人 クリック: 54回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
The Art of the Start: The Time-Tested, Battle-Hardened Guide for Anyone Starting Anything
- 作者: Guy Kawasaki
- 出版社/メーカー: Portfolio
- 発売日: 2004/09/09
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
The Origin of Species (Wordsworth Collection)
- 作者: Charles Darwin
- 出版社/メーカー: Wordsworth Editions Ltd
- 発売日: 1998/04/01
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
kindle DX開封の儀!
ついに来ました!kindle DX。わくわくドキドキの開封の儀をお届けします。
その前になぜkindle DX?
普通サイズのkindleと違って、DXの良いところは、
- 画面が大きい
- PDFをPCからそのままぶちこめる
の2点に限ります。特に後者は僕みたいに学術論文を読む人にとっては意味が大きいです。論文をいちいち印刷して持ち歩いて、あとでメモをまたタイプするのってひどく退屈なのです。
普通のkindleはすぐ来るのに、DXは3〜5週間待ちということで、アメリカに来た当初は相当泣きそうになっていましたが、@hokayan(twitter grammar)のご協力の元、最短で買うことが出来たと思います。ありがとうございます。ありがとうございます。
かわいいよ〜、kindle。毎日持ち歩こう。
では恒例の開封の儀をば
まずは箱。こちらのamazonはUPSのシールがベトベトに貼られるのでそれをはがすとこうなってしまいました。
appleに比べると箱の作りは安っぽいものの、appleのプロダクトを相当意識した箱の作りになっています。
右側の本体を取り出したのが↓。この辺もappleっぽい。
さらにふたを開けると、kindleお目見え!
本体を取り出すと、下に電源ケーブル(兼USBケーブル)と簡単な説明書。
実際の画面はこんな感じ。下につながってるのは電源ケーブルです。
実際に本や新聞を買ってみる
amazonから本が買えます。kindle本を買うと、自動的にkindleにデータが転送されてきて、すぐに読むことができます。この部分は携帯キャリアのネットワークを使っているようで、転送自体は一瞬で終わりました。
新聞も買えます。NYTimesが月$15くらい。毎日勝手に新聞がkindleに送られて来るみたい。
と思って、一気に5冊くらい買うぞ、と意気込んでいたら、なんと日本のカードでは本が買えません。ドル建てのカードが必要みたい。昨日ようやくSSNが取れた僕は、ようやく昨日、ドルだてのクレジットカードが申し込めるようになったばかりでカードがあるはずもありません。悲
というわけで、ひとまず今日のところは一旦断念して、読みたい本のサンプル(無料)を3つくらい転送し、NYTの14日間お試しに申し込んで終了。進捗があれば追って。
Don't bite the bullet (嫌なことは我慢しなくていいんだよ)
少し前ですが、Paul Grahamが書いた"Maker's Schedule, Manager's Schedule"が素晴らしい。
http://paulgraham.com/makersschedule.html
(日本語訳)http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20090723#1248360184
There are two types of schedule, which I'll call the manager's schedule and the maker's schedule.
スケジュールには2種類ある。私はそれをマネージャーのスケジュールとクリエイターのスケジュールと呼んでいる。マネージャー=スーツ、クリエイター=ギークとするとより分かりやすいかもしれません。
権力側の人は大抵スーツのスケジュールで動く。スーツは命令によって動く。
Most powerful people are on the manager's schedule. It's the schedule of command.
このあたりのレトリックがすごい。commandと言われるとすごく軍隊みたいなイメージですね。他方、
When you're operating on the maker's schedule, meetings are a disaster. A single meeting can blow a whole afternoon, by breaking it into two pieces each too small to do anything hard in.
ギークのスケジュールで動いていると会議は悲劇だ。たった一つの会議で午後の有意義な時間が全く無意味な二つの時間に分断されてしまうからだ。
非常に上手い例なのだが、この感覚がスーツ側には全く理解できないんだと思います。あるソースコードを書いている時、論文を書いている時、僕は最低でも3時間を1ペアにしないと作業が進みません。その3時間の間は他のことは一切しません。トイレも行かない、メールも見ない。電話も出ない。笑
1時間、2時間だと調子が上がってくる前、あるいは調子が良くなってきた時に作業を中断しなければならず、ものすごく時間が無駄なのです。逆に3時間、一つのことに集中できると、1時間、2時間で出来ることの何倍もの生産性になる。
大抵の会社はスーツの方が偉くて忙しいから、スーツの論理がギークの時間を分断してしまうわけです。こうならない場所はスタートアップかグーグルか大学くらいだと思います。
こういう感覚をスーツのスケジュールの人にちゃんと理解してもらう必要があるなぁと再認識した次第。
僕は、ギーク側のスケジュールで生きていきたいので、しばらくはbite the bullet(嫌なことを我慢する)しないでいきたいと思います。笑
Yahoo is almost DEAD.
YahooとMSの提携が決まりました。既定路線とは言え、あまり嬉しい気持ちにはなれないものです。具体的には、
- Yahoo(Overture)の持っている検索技術をMSに独占提供する
- Yahooプロパティ(メディア)はすべてMSのBingの技術を使う
- MSプロパティ、Yahooプロパティの広告営業は独占的にYahooが行う
- サーチワード広告の入札システムはMSのものを利用するが、広告表示エンジンはYahooが自前で持つ(Yahooプロパティに限って)
というような内容です。
一言で言うと、
Yahooは目先の利益がたくさん取れる、MSは中長期的にYahooのサーチを事実上傘下に納められる。
という内容です。もう少しはっきり言うと、
ということです。これを受けて、株価はどうなったかというと、
http://www.techcrunch.com/2009/07/29/wall-streets-reaction-to-the-microsoft-yahoo-search-deal-not-good/
にあるとおり、Yahooは下落、MSは上昇ということになっています。
MS側は、バルマーCEOが
http://www.businessinsider.com/ballmers-note-to-the-troops-most-of-you-wont-lose-your-jobs-2009-7
most -- if not all -- of his staff will get to keep their jobs, but they may be reassigned "into new high-priority
(大半の人はリストラしないから安心してね)
と言っていますが、他方TwitterのEvanは当然
http://www.businessinsider.com/twitter-ceo-hey-yahoo-engineers-send-us-your-resumes-2009-7
Twitter CEO: Hey Yahoo Engineers, Send Us Your Résumés! (YHOO, MSFT)
となるわけで、Yahooからはますますエンジニア離れが加速するでしょう。
個人的には今回の一連の流れは、シリコンバレーらしくない、という点で残念です。
- 昨年のMSがYahooを買収するかもという際には、Yahooは徹底抗戦
- アクティビストが登場し多額の投資をし取締役の席を無理矢理取る
- CEO変える
- 新CEOの元で結局は元の路線通りの提携を実行
という流れだったわけですが、これをやるのに1年くらいかかっています。1年もかかっていったい何やってるんだ、という感じがしてしまって、関係者はかわいそうだなぁと思うと同時に、他にもっと良い方法が無かったのだろうなぁと残念に思います。
毎日同じように晴れているというシリコンバレーの日常を改めて考える
こちらに来て2週間が経ちました。今が一番いい天気だとは言え、毎日同じように晴れていて、本当に驚きます。
こちらに来てからまだ一度も雨が降りません。大学内など、芝生をきれいに整えているところはスプリンクラーで水を撒いています。
毎日、昼間は30度くらいで、夜は10度くらい(?)で気持ちよく涼しいです。湿度はほとんどゼロです。
この「毎日晴れている」、「昼間は適度に暖かく、夜は涼しい」、「乾燥している」という3つの特性を痛いほど感じさせられる日々です。気候的には砂漠気候に近いと思います。
最初は天気が良すぎて、(必要最低限のこと以外)全く何も出来ませんでした。バカンスに来たみたいで全く何もする気にならなかった。
シリコンバレーはハイテクの街で、皆がしがし競争しているはずなのに、僕だけどうしてやる気が出ないんだろう、もしかしたら僕は病気なのだろうか、と疑問に思ったほどです。
ところが2週間もこの天気の中にいると、自然と元気になってくる。やる気が出て来る、というのとはちょっと違うんだけど、とにかく元気になる。ひたすら晴れた中で、あんまり後先考えずに、皆が自分のことを応援してくれる。ある意味いい加減に応援してくれているとも言えるのだけど、「それ面白いね」とか「お前ラッキーだな」みたいにとにかく皆「いい加減に」応援してくれる。もちろん競争も相当厳しいんだけど、少なくても出鼻をくじくようなジミジミした感じは全くない。これは国民性うんぬんじゃなくて、天気のせいだと思いました。
毎日、とにかく晴れた広大な空の下でいろいろ考えていたら、本当に元気になりました。でも、こっちに来るまで、天気がこんなに大事だなんて気付きませんでした。
2004年にJTPAのツアーで来た時の梅田さんへのQ&Aで、「なぜシリコンバレーに住もうと思ったのですか?」と聞いたら、梅田さんは
天気がいいから。
と答えていましたが、当時はその意味が全く理解できませんでした。(それどころか、正直に申し上げると、このおっさん大丈夫か、と思ったほどでした。梅田さんごめんなさい。懺悔します。)
最近、梅田さんから、
http://twitter.com/mochioumeda/status/2514684675
@shibataism JTPAツアー一期で話した最初で、僕が天気の話ばっかりしていて不満だった、と言っていたけど、この天気こそがこの地の本質を形成しているんだっていうことが、もうすぐわかると思うよ。
http://twitter.com/mochioumeda/status/2515776239
@shibataism この天気が「希少だ」と貴重に思う感覚から「いつもあるもの」という日常感覚に移ったとき、何かが始まって、それで、ここからもう離れられなくなってしまった。少なくとも僕の場合は。
と言われて、その意味が少しだけ良く分かるようになりました。
今は僕も、
http://twitter.com/mochioumeda/status/2515813736
JTPAツアーをやるとき、JTPAコンファレンスをやるとき、客人がこの地を初めて訪ねてくるとき、僕はただただ、シリコンバレーらしいいい天気であることを祈る。それさえ感じられればと・・・・・
と全く同じ気持ちです。
というわけで、今まで以上に元気になってきたので、少しずつ「最低限のこと」以外も始めます。
http://farm4.static.flickr.com/3125/2658055792_6887163bcb.jpg?v=0
iPhone 3GS + Kindle DXカバーのみ開封の儀
というわけでようやくiPhone 3GS手に入りました。
まずは...
Kindleケースを開けるとiPhone3GSが!(注:実際はそんなことはありません。)
AT&Tショップに行ったら、結局$500のデポジットを払わされて、アクティベーションしてもらえました。スタンフォード割引でbefore taxで18%オフで、450分の通話+500text messageで大体毎月$91くらい。日本と変わりませんね。
箱を開けるとiPhone!
日本から持って来た黒のiPhone(16GB)と今回買った白のiPhone 3GS(32GB)
そしてまだ本体は手に入らないものの、ケースだけ先に来たKindle DX
箱はこんな感じでした。
アメリカで携帯を買うのに苦労しているという話
日本でiPhone3GSを買うのを猛烈に我慢して、アメリカに来たらこちらで買おうと思っていたんですが、買うのにかなり苦戦しています。
まずは、大先輩の支援を得て、Apple Storeで買おうとオンラインから申込。無事に成功して、最寄りのApple Storeに来てね!というメールが来ました。
Stanford Shopping CenterのApple Storeに実際にパスポートを持っていってみると、アメリカ政府が発行した身分証明書がないと買えないよ、と言われる。アメリカ政府が発行した身分証明書とは何?と聞くと「SSNかカリフォルニア州の運転免許」と言われる。そんなのどちらも持ってない。SSNは入国してから7〜10日経たないと申請さえできない。運転免許も当然ない。
頭に来たので、時間をあけて再度お店に行って、違う店員に同じことを言っても、全く同じ結果でした。というわけで断念。ただ、この人はもう少しいい人で「AT&Tショップに行けば、$500のデポジット払えば、SSN無くても買えるよ。」とのこと。
というわけで、今度はPage Mill Rd.とEl Camino Realの交差点にあるAT&Tショップへ自転車で行く。そしたらなんと在庫がない、と言うではないですか。1km先のApple Storeにはあるんだから、そこから持ってきてよ、と思うが仕方ない。32GBのWhiteが最も速く手に入るという情報だけは得る。この時点で一旦、頭を冷やすのに帰宅。その日は用事があったので、翌日まで考える。
翌日、諦めてAT&Tショップで注文することに決める。July 4thの祝日でも朝9:00からやっていたので助かった。朝9:00に行ったら僕しか客がいなかった。申込自体は10分くらいで終わる。「確約はできないが5日以内にここに届く。届いたらメールするから、取りにきてね。」とのこと。「5日ということは、火曜か水曜ということだよね?」と念を押したらYesとのこと。
というわけで、まだ手に入っていませんが、注文するだけで相当苦労しました。