コミュニティの適正サイズ論

「危機感あるが、頭打ちではない」 mixi笠原社長に聞く成長戦略
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/08/news013.html

mixiのアクティブ率(3日以内にログインしたユーザーの割合)低下が止まらない。2006年11月までは7割を維持し、笠原社長も「アクティブ率の高さが売り」と公言していたが、昨年末に58%まで落ち込んだ。PC向けmixiのページビュー(PV)も07年半ばごろから下落が続き、「mixiモバイル」のPV成長率も鈍化している。

これは驚きでもあるが、よく考えれば当たり前でもある。

登録ユーザー数も1300万人を超えると、もうほぼほぼネットユーザー数=mixiユーザー数となって、「mixiに入っています」=「メール使います」みたいな感覚で、コミュニティとしての価値が大きく毀損されてしまっているように思える。


じゃぁ、MySpaceFacebookはなんで延びているんだと突っ込まれそうだが、それは恐らく、英語圏の人口と2つのSNSの会員数の比を考えればいいのだと思う。英語圏のネットユーザーが全部MySpaceFacebookに入っているというわけではないのだろう。


と考えて、やっぱりコミュニティのユーザー数にも適正サイズがあるのだなぁと思った。
あんまり小さいとコミュニティとして成立し得ないので、最低でも数万人(4travelが5万人くらい、tabelogが2.8万人くらい、はてぶが10万人くらいかな?)は必要だとは思うが、100万人を超えるともはやコミュニティというよりは、ツールに近くなってくるので、それまでとは全く別の価値を提供する必要があるのだと思う。


だから単純に、会員数を増やせばいいという考え方は必ずしも正しくないと思った。