(突然ですが)今日からシリコンバレー住みます(バイバイ、東京)

突然ですが、9月からスタンフォード大学Center for the Study of Language and Information(CSLI)というところでvisiting scholar(客員研究員)になることになりました。僕は基本は東京大学での研究活動が主な仕事なのですが、それを加速するために、スタンフォードに行くことにしました。(正確には行き来することになります。)


アメリカの大学は9月が新学期開始なので、9月からが本番ですが、その前に英語(僕は結構英語が苦手)をどうにかしようということで、英語のサマースクールに参加しつつ、研究体制の準備を整えるということをしたいと思います。というわけで、今日、東京を発って、シリコンバレーに行きます。

JTPAの第一回ツアーから5年...ようやく念願のシリコンバレー行き

実は僕はJTPAツアーの1回目の参加者なのですが、あのツアーが2004年の3月だったので、苦節5年。あのツアー以来、いつか行ってみたい、住んでみたい、現地のコミュニティに入ってみたいという想いが強くありました。

他方、現実に行こうとすると、障壁が多くなかなか足踏みしてしまう自分もいました。学生で行くには授業料が高すぎる*1、駐在員で行っても大きな仕事が出来る気がしない、現地で起業しても恐らく勝つのは難しいだろうなぁ、ということで半ば諦めかけてもいました。要は自分ではっきり行くべきかどうか分からなかったわけです。

そんなときに思ってもみない形でチャンスが回ってきたので飛びつきました。僕の場合、自慢したくなるほど運が良く、「転職(?)のご報告」で書いたような形からの発展形のかなり理想的な形で、スタンフォードに行けることになりました。

なぜ、シリコンバレースタンフォードなの?

これは良く聞かれます。

単純にインターネットビジネスで一番すごいところに行ってみたい、というだけなんですよね、僕の場合は。インターネットビジネスがパリで最も盛んだったら、パリに行ってみたいと思っていたのだと思います。

もちろん、東京も日本も素晴らしい。僕は東京という街に住んでから丁度10年になろうとしていますが、本当に大好きな街の一つです。日本にあるネットサービスにも素晴らしいものはたくさんあるのも百も承知で、実際、僕は日本で勝負し続けた方が勝つ可能性は高いのだと思いますが、それでも行ってみたいと思ってしまった自分がいました。

そういうこともあり、シリコンバレーが全てで東京は...という対立軸で語るつもりは毛頭ありませんが、せっかくなので1〜2年間、しっかり研究してこようと思います。


というわけで、本日7/2東京を発ちます。皆さんお元気で!
(PCメールは通じます。携帯メールは止まります。携帯電話そのものは現地に行ってからiPhone 3GSを買います。現地での番号が必要な方はメールください。)東京と行ったり来たりになるので、メールが一番確実な連絡手段になります。すいません。

*1:実際は奨学金でも何でもあるのだが、要はそこまで本気じゃなかったということでもあります