Mission Statement

政権交代起きず〓結局、自民党の圧勝でした。

僕の今回の選挙結果を見ての感想は↑です。

確かに民主党は健闘しました。それは事実です。ところが目標の200議席には大きく届かず。そして何より小泉政権を継続させてしまった。これが現実です。

公明党の力がなければ勝てなかったとか、前回よりも議席を減らしたから短命政権だとか言われていますが、今回の選挙は政権選択の選挙でその結果、小泉政権が支持されたということは揺るぎのない事実なのです。

このことの意味することは2つあると実感しております。

1)保守地盤では、野党の巻き返しが利かなかった。
千葉など「セミ都会」では、民主党が圧勝しましたが、特に農村部の多い地域では、自民党の圧勝でした。
特に注目すべきは得票数で、こういった区では、前回と比べてもほとんど差がないのです。
これらの人にとっては「政権選択」でも何でもなくて、結局自分たちの利権を守ってくれる自民党がいいということが始めから決まっていたということに尽きると思います。
政権選択が真の意味で実現するには、この人たちにベネフィットを提示できるだけの党が現れねばならないということを意味しています。
今回の民主党はそれができなかったということです。

2)全国的には結局、変わらなかった
誤解を恐れずに言えば、自民党は「年寄り・田舎政党」であり、民主党は「若者・都市政党」であります。
高齢化という深刻な問題に直面して、自民党が支持されるという結果でした。
自民党が勝っている限り、彼らは年寄り・田舎の利権代表であるわけですから、当然古い産業を守ろうとするし、産業の活性化などは真の意味で実現されるはずがありません。
そんなことはみんな分かっていますが、民主党は負けました。
民主党に任せても一緒だよ、と思われてしまったのでしょう。結局は気持ちはマニフェスト何かでは動かないということだと思います。

自民党民主党のどっちがいい、悪いの議論をするつもりは全くありません。
結局、All JapanとしてのVisionを示してほしい、そして、それで国民が理性的に判断してほしいと願っていましたが、どちらも達成されずに次の4年間を迎えることになりました。
政治に多くを望んではいけないのでしょうが、きちんと地元の利益代表としてVisionを示せる人に立候補して、有権者の心をつかみ、国の代表として政治を行って欲しいと思います。

そんな社会になるように、僕も微力ではありますが、戦っていきたいと思います。

柴田尚