事実上、全日本は新日本の子会社化か?

以前、プロレス界のM&Aということを書かせて頂きましたが、なんと本当に実現しそうです。


(はらさんさん、や☆かさん、せっかくコメント頂いたのに、返せず申し訳ございません。以下にお詫びも込めて。。。)

全日本の川田がフリーに転身


全日本プロレス川田利明がフリーになることが7日、明らかになった。川田は1982年に入団して以来、23年にわたり同団体に在籍。三冠王座の最多防衛記録V10を達成するなど、全日本を引っ張ってきた。正式な所信表明は8日の会見で行われる予定。また、フリーとなるものの、全日本関係者は「4月はすべて(シリーズ全大会)出ますし、5月も6月も出てもらうことになると思います」と話しており、今後も全日本マットへの出場は続ける見通し。


正直、このニュースには驚きました。今まで3冠王者として、全日本を名実ともに支えてきた川田がなんとフリーになるとのことです。


これを見た瞬間、「あぁ、結局、馬場さんの全日本は無くなってしまったのね」と思いました。もちろん、現在の社長は馬場元子さんから全日本の株式を譲渡された武藤敬司なので、ビジネスの上では馬場家の影響は全くないのですが、これで選手というかプロレスラーとしての遺伝子としても、全日本プロレスには馬場イズムはなくなってしまいました。何という終わり方でしょう。。。


それはさておき、これからどうなるのかという話ですが、当然、全日本の経営も楽ではないわけで、先日の3冠+IWGP統一戦を考えれば、新日本の子会社のようになるというのが自然だと思います。きっと、近いうちに明確な「業務提携」が見られるでしょう。


新日本の大きな大会に、武藤・小島・ケアが出たり、全日本の大きな大会に新日本の選手が出たり、対抗戦という形での交流、融合が再度始まると思います。前回の交流の際(健介と川田がやりあった時)は、武藤の電撃移籍という形で終わりましたが、今回は馬場イズムがなくなってしまっただけに、本当に吸収されてしまうのではないか、と密かに心配しています。