続・チンピラとやくざ
昨日、やくざとちんぴらについて書きましたが、いろいろとこれに関して連絡が来るので、補足を。できれば連絡は電話でなく、コメントなどにしてくれると助かります。w
※くれぐれも、僕は「やくざ」という言葉をネガティブな意味で使っていませんので。
やくざはどんな人なのか
関係者じゃないので、知りませんw。が、公開情報を元にすれば。。。
N証券の社長候補とまで言われ、一時は裏ボスの知恵袋。歴戦(M&A)の強者。具体的には、「裏ボス帝国」が一番分かりやすいでしょう。
「裏ボス帝国」とはどういうことかと言うと、一時、あおぞら銀行を買って、ナスダックジャパンを作ろうとしたという話です。よく考えてみてください。これはすごいことなんですよーーー。
あるベンチャーが生まれます。裏ボスが気に入れば、あおぞら銀行が融資します。そして、成長してナスダックジャパンにIPOします。そうなるとどうなるかと言うと、裏ボスのところに上場益が入ります。そしてそのお金は、あおぞら銀行を経由して、また新しいベンチャーに入ります。。。。とこうして、裏ボスが、マーケットから金を巻き上げる仕組みを作ろうとしていた際の参謀がやくざという話はよく聞きます。
これからどうなるのか
お前はこれからどうなると読む?と聞かれるのですが、基本的には若いのはもう厳しいと見ています。やくざが出てきただけでなく、やくざをやっつけても、もう一人、やくざにお金あげている人という「裏ボス」がいるので。
SBIへの貸株というのはどういう意味があるのか
いろんな意味があります。それぞれのプレーヤーごとに。
・年寄りからすれば、若いのに乗っ取られる危険をヘッジしたことになります。詳しくは下記に書きますが、若いのに取られるくらいなら、やくざや裏ボスと組んだ方がよいという判断でしょう。ポイントは、年寄りがすごく譲歩している点です。
・やくざからすれば、年寄りに「助けてやる(=もめごとを綺麗にしてあげる)から、コンテンツの利権をよこせ」という取引をしたということになります。これが最大のポイントかと。
コンテンツの利権というのはどういうことかと言うと、テレビのコンテンツは今までずっと、関連会社にしか解放せずに、ものすごく閉じた世界でのみ流通していたのですが、それを崩すということです。これを具体的なアクションに落としたのが、「SBIビービー・メディアファンド設立」というやつです。
隊長のところで、「うまい棒25億本」という話があって、今回の年寄りの投資額が160億円なので、大体そういう感じなのかんぁと。
繰り返しますが、ポイントは、
・今までクローズにしてきたテレビコンテンツを、若いののせいで公開せざるを得なくなった。
・だが、年寄りは若いのにあげたくなかったので、やくざに泣きついた。(そして、ファンド設立という形を取った。)
というスキームです。