「半島を出よ」を上下巻ともに読破

さて、パリ行きの往復の飛行機の中で、「半島を出よ」を上下巻ともに読破。

これだけの大作を読む時間が無かったのと、僕は飛行機のエコノミー席のような狭いところでじっとしているのがすごく苦手なので、こういった「のめりこむ」ストーリーの本は時間をつぶすのにうってつけだった。

内容は、村上龍さんらしく、するどくかつ繊細な本でとても読みやすかっただけでなく、内容そのものも、村上さんらしい今の日本国に対する危機感のとらえ方で、非常にはまってしまった。

やはり、今の日本の政治システムというのは、もう壊れかかっているのだろう。便利になりすぎてあるいみ鎖国気味という表現はまさに、この本の記述とだぶって仕方ない。

平和ぼけと言われればそれまでだけど、平和は続かないことは歴史が証明していて、何らかの争いが起こる「必要」だけど、それがいつどういった形で起こるのか、というのは、政治とさほど関係がなく、普通のビジネスを営む僕たちも常に考える必要があるということを再認識しました。


434400759X半島を出よ (上)
村上 龍


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4344007603半島を出よ (下)
村上 龍


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