ジョブズは圧倒的に正しい、そして、強い

「4大レーベルはDRMを捨てよ」、Appleのジョブズ氏が提言

Appleは自社の音楽サービス・デバイスにFairPlayを採用しており、iTunes Storeの曲をiPod以外のデバイスで聴いたり、ほかの音楽ストアで購入した曲をiPodで聴くことはできないようになっている。欧州の一部国家では、FairPlayを開放して、他社製品との互換性を確保するようよう求める声が上がっている。

こういう↑批判があったわけですが、

3つ目はDRMを完全に廃止すること。どのデバイスでもあらゆる音楽ストアの曲を再生できるようになる。「明らかに消費者にとって最善の選択肢であり、 Appleはこれをすぐにでも採用したい。4大レーベルがDRMの条件なしでAppleに楽曲をライセンスすれば、iTunes StoreDRMなしのバージョンのみの販売に切り替える」とジョブズ氏は述べている。

こう切り返したわけです。そして、これは圧倒的に正しく、かつ、彼の主張の方が強いです。
レーベルがDRMを求める限り、自分もオープンにはできないよ、という彼のロジックは、青臭く正しいことを言うだけでなく、強烈なシェアを誇っているという強さも秘めているのでした。

こうしたやりとりを見てしまうと、彼がiTMSを始める時に、どれだけの情熱を持ってレーベルを口説いたのかが分かり、頭の下がる思いです。