「やりたくないことをやらない」ために

年末年始は帰省したものの、祖父母が両方とも入院するという緊急事態続きで全く休んだ気にならなかったが、ここに来てようやく回復した感じ。


今年は何をしようかという具体的な目標をいろいろ作っている過程で一つ大事なことに気付いた。
きっかけは、年末の忘年会で「久しぶりに会った人」によく言われたこと。


「元気そうで何より」に始まり、「自由に、会社に束縛されずにやっているのが顔に出てるよ」というようなことを何人にも言われた。実際、忘年会シーズンは相当睡眠不足で(毎晩深夜まで六本木近辺で遊んでたからね。。)、目の下にクマを作っていたにも関わらず、こう言ってくれた人が多かったのは、きっと本当にそうなんだろうと気付いた。

よく考えてみれば、会社に入って一番学んだのは「嫌なことはやらなくてもいいんだ」ということ。
僕は元々、何でも自分でやらないと気が済まないタイプで、例えば家計でも何にいくら使ったかを自分で管理できてないと気持ち悪くなるタイプ。全てに几帳面ということは決してないんだが、自分がコミットしたことは隅から隅まで把握していないと気持ちが悪いという性格だった。
ところが、社員がたくさんいると、嫌なことをやらずに放っておいても、誰かがやってくれる。こういうのを繰り返しているうちに、いつのまにか、嫌なことは全部無視して、自然と自分が得意なことややりたいことだけをやるようになってしまった。。。
これは、僕の人生にとって大きな気づきだったと思う。多謝。

(ただし、嫌なことをやらないだけではだめで、それをやると、普段以上に「自分がやること」で高いパフォーマンスを求められることは、当たり前ですのでご注意を。)


ウェブ時代をゆく」の「ロールモデル志向法」じゃないけど、やっぱり自分がエネルギーを投下したいと思う方向があるのであれば、そこに全エネルギーを投下できるのが一番幸せだと痛感すると同時に、様々なことに改めて感謝したくなった次第。


ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

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