MとYとGの話。

昔々、Mおじさんと、Yちゃんとが出会いました。MおじさんはYちゃんのことが大好きで、Yちゃんの両親に「Yちゃんと一緒にならせてくれたら、今よりも60%以上、給料がいい仕事を紹介する」と言って迫りました。


Yちゃんは、幼なじみで弟分のGくんに気があって、幼なじみ故の微妙な関係ではありつつも、いつかはGくんと一緒になるのかなぁと漠然と思っていました。
というのも、Yちゃんは昔Gくんに、あるスポーツを教えていました。昔は年齢の差もあってか、Yちゃんの方がずっと強かったけど、ある年からはGくんの方がずっと強くなってしまったのでした。でもYちゃんとしては、近所で気心もしれたGくんの方がMおじさんよりもずっと魅力的に感じていたのです。


ところが、そんなことはおかまいなしにMおじさんはしつこくYちゃんの両親に迫りました。Yちゃんの両親の最初の答えはNo。理由は「60%じゃ少なすぎる。我々は調子が良かった時は今よりも60%以上給料が良かったし、またあの頃みたいになれると思ってるから。」ということでした。
実際には、両親もしつこいMおじさんに嫌気がさして、YちゃんとGくんが再び仲良くなれる時間を稼ぎたいというのが本心でした。


さて、Mおじさんはどうするでしょうか。
Yちゃんの両親に紹介する新しい仕事をもっと高い仕事にするしかないですね。


ではYちゃんや両親はどうするでしょうか。
Mおじさんから紹介される仕事の給料を引き上げつつ、Yちゃんが自立してGくんと結ばれるように努力するでしょう。


モテモテのGくんが一番おいしいですね。さて、本当にどうなることやら。